
流出してしまってからではもう遅い!
ランサムウェアによる被害が世界中で報告されています。今回のランサムウェア被害は非常に大規模なものとなってしまったため、マイクロソフトは異例のWindows XP及びWindows Server 2003向けにも更新プログラムを提供することになりました。この記事では、Windows XPのPCにランサムウェア対策のための更新プログラムを適用するための手順を紹介します。
Windows XPに更新プログラムを適用するためには・・・
さて、今回異例の対策プログラムが提供されることになったWindows XP / Windows Server 2003 / Windows 8は、いずれも既にサポートが打ち切られたWindowsとなります。その為、なるべく他のサポートされているWindowsのPC(Windows 7や8.1、Windows 10など)でダウンロードを行い、適用するようにしてください。適用自体はインターネットに接続していない状態でも可能です。Windows XP / Windows Server 2003 / Windows 8 向けの更新プログラムのダウンロード

※画像のWindows XPでは細心の注意を払ってXPをインターネットに接続した状態にしています。
ダウンロードしたファイルをUSBメモリーなどの外部記憶装置にコピーし、Windows XPを搭載したPCに差し込んでください。
Windows XP SP3用
http://download.windowsupdate.com/d/csa/csa/secu/2017/02/windowsxp-kb4012598-x86-custom-jpn_1836e8e67fdffb285b730c1476ec1806bc7c5658.exeWindows XP SP3 Embedded用
http://download.windowsupdate.com/c/csa/csa/secu/2017/02/windowsxp-kb4012598-x86-embedded-custom-jpn_501601abe6950a383cdaadf80cc5e7910bbd7b40.exeWindows XP SP2 64ビット用
http://download.windowsupdate.com/d/csa/csa/secu/2017/02/windowsserver2003-kb4012598-x64-custom-jpn_9d5318625b20faa41042f0046745dff8415ab22a.exeWindows Server 2003用
http://download.windowsupdate.com/c/csa/csa/secu/2017/02/windowsserver2003-kb4012598-x86-custom-jpn_ae9b4529ef48a9dd7c58ec17085a375eb1befddd.exeWindows Server 2003 64ビット用
http://download.windowsupdate.com/d/csa/csa/secu/2017/02/windowsserver2003-kb4012598-x64-custom-jpn_9d5318625b20faa41042f0046745dff8415ab22a.exeWindows 8用
http://download.windowsupdate.com/c/msdownload/update/software/secu/2017/05/windows8-rt-kb4012598-x86_a0f1c953a24dd042acc540c59b339f55fb18f594.msuWindows 8 64ビット用
http://download.windowsupdate.com/c/msdownload/update/software/secu/2017/05/windows8-rt-kb4012598-x64_f05841d2e94197c2dca4457f1b895e8f632b7f8e.msuWindows XP での更新プログラムインストール方法

USBメモリーなどの外部記憶装置からデスクトップ等の適用な場所にファイルをコピーし、そのファイルをダブルクリックして実行します。

セキュリティの警告画面が表示されたら、「実行(R)」をクリックして進みます。

このような画面が表示されたら、「次へ(N)」をクリックして進みます。

使用許諾契約書を読み、同意しますの左側にある○にチェックを入れ、「次へ(N)」をクリックします。

この画面が表示されたらインストールは完了です。更新プログラムを有効にするためには再起動が必要になるため、「完了」をクリックして再起動してください。
更新プログラムが正しくインストールされたか確認する (Windows XPの場合)

再起動が完了したら、スタートメニューを開き、「プログラムのアクセスと規定の設定」をクリックします。

このような画面が表示されたら、左上の「プログラムの変更と削除」をクリックします。

□更新プログラムの表示(D) にチェックを入れ、リスト内に「Windows XP セキュリティ更新 (KB4012598)」が含まれていることを確認します。含まれていれば、正しくインストールされています。
更新プログラムが3月時点で提供されているWindowsの一覧
以下のOS向けには2017年3月の月例アップデートにて対策プログラムが提供されています。適用していない場合は、以下の番号の更新プログラムを適用してください。
Windows Vista / Windows Server 2008
- KB4012598
Windows 7 / Windows Server 2008 R2
- KB4012212
Windows 8.1
- KB4012213
Windows Server 2012
- KB4012214
Windows Server 2012 R2
- KB4012213
Windows RT 8.1
- KB4012216
Windows 10
- バージョン1507 の場合は KB4012606
- バージョン1511 (November Update) の場合は KB4013198
- バージョン1607 (Anniversary Update) の場合は KB4013429
Windows Server 2016
- KB4013429
普段利用していないPCにも、被害を防ぐためにあらかじめ更新プログラムを適用しておくことをおすすめします。今回の更新プログラムの詳細については、以下のサイトを参照してください。
マイクロソフト セキュリティ情報 MS17-010 - 緊急
https://technet.microsoft.com/ja-jp/library/security/ms17-010.aspx
では、takimuraでした。
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